アニメの制作工程を学ぼう


アニメ監督になるためにはアニメの専門学校に通って勉強することが得策です。
独学でアニメ監督になろうと思っても、何から勉強してよいかわからずにオロオロしてしまうでしょう。
専門学校では、アニメ監督になるためのノウハウが、過去の経験からあります。 専門学校で学ぶ内容は大きくわけて「シナリオ」「演出」「アニメの制作工程」の三種類になるのですが、それぞれの内容について簡単に説明したいと思います。


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アニメの制作工程

◆アニメのシナリオに必要な要素とは?

シリーズを前提としたアニメのシナリオに必要なことは「強烈なキャラクター」「次週につながる山場」「グッズ展開しやすい世界観」です。
「強烈なキャラクター」はどの娯楽にも必要とされる要素であり、主人公の魅力が作品の魅力に直結します。
また同程度に魅力的なライバルも必要となります。
主人公もライバルも、存在感や見た目の印象深さが必要なので、アニメ監督が独断で決めるのではなく、キャラクターデザイナーとともに練っていくことになります。
「次週につながる山場」はテレビドラマにも必要とされる要素です。
毎回の話の中で確実に物語の起伏を起こして、更に次週が気になる展開にさせなければなりません。
起伏を起こすためには強烈なキャラクターの存在が必須ですが、さらに、このキャラクター達を使ってどのような事件に巻き込ますかがポイントとなります。
具体的な方法として、シリーズ全体のシナリオを作った上で、一回一回に振り分けていくことが望ましいでしょう。
「グッズ展開しやすい世界観」はそのアニメ事業の成功に大きな影響を与えます。 小説やマンガの原作がある場合と、企画としてオリジナルアニメを作っていく場合の二種類がありますが、オリジナルアニメの場合は企画の段階で、ゲームやグッズにしやすい設定を考えなければなりません。
これは容易なことではありませんが、違法アップロードの影響により無料でアニメを視聴できる世の中において、放映ではないジャンルでお金を稼がなければならないので、避けては通れません。 以上3つの要素が全てつまったアニメを制作できれば、ヒット作になりやすいでしょう。

◆アニメをより劇的に見せる演出とは?

アニメにおける演出とは、カメラワークや色彩の効果を指します。
このような演出が主人公をより魅力的に見せ、山場のシーンをより劇的に見せるわけです。 単純にアニメを見ているだけでは、どこに力を入れているか、どのような演出がなされているかは分からないでしょう。
プロの指導の元で「ここにはこのような効果がある」と解説されることで、初めて理解を深めることができるのです。
なので、アニメのプロの目線を身につけて演出を出来るようにするために、アニメの専門学校に通ってプロの講師の授業を受けましょう。

◆専門学校のアニメ制作工程とは?

アニメの専門学校の実習では、プロが行っているアニメの制作工程と全く同じ工程でアニメを作っていきます。
専門学校では、監督志望者がシナリオ作成/編集/演出を手がける他に、アニメーター志望の生徒が作画をし、声優志望の生徒がアフレコを入れていきます。 このように専門学校では、学校内で実際にアニメを制作することが可能なのです。

まとめ

専門学校に入るにあたって、決して一人だけの力では名作アニメは作られないということを体験するのも、よいアニメ監督になるためには経験すべきでしょう

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