アニメの制作現場は縁の下の力持ちとして現場を支えるアニメーターと、現場を監督するディレクターや企画を進めるプロデューサーなどに分かれます。
アニメーターは今まで書いてきた通りの体力勝負の現場なので若い人しかいません。
一方で自分で立案し形作っていく立場の人はキャラクターやストーリーづくりを得意としています。
原作のないアニメであればアニメ関係者が自分で話を作っていかなければならないわけです。
しかしその後を考えれば大変でもストーリーや独自の案を出せる人のほうが生き残り率が高くなります。
現場のアニメーターは体力的にキツイので30歳までに離職する人が非常に多いです。
その点企画やストーリー作りの場合年齢は関係ないといえますし、むしろいろいろな娯楽作品に触れてからの方が独自のものを作り出すことが可能になります。
ながくアニメに携わりたいという人は「アニメを描く」だけでなく「作り出す」方に力を入れて早いうちに勉強をしておきましょう。